太陽と月と花火と

不確かな記憶の中に生きている

バスケのはなし

小学校6年生の時にバスケットボール部に入った。

理由は、太ってるんだって気づいたから。

 

野球部やサッカー部など他の部活も入ってみようかと思った中で選んだのがバスケ部だった。

世代としてSLAM DUNKが流行ったわけでもないし、うちの小学校ではバスケ部は人数がめっぽう少ない方だった。

ちなみに小学校のサッカー部は本当は存在していなくて、代わりといっちゃなんだけど市内のサッカークラブがあった。

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ごはんの話

誰かとごはんを食べるのが好きだ。

 

ベジタリアンだって修行僧だってごはんを食べる。

光合成でもしない限り人はご飯を食べる。

 

ごはんを食べることと生きることは密接に関わっているって体験していて、すごく落ち込んでいる時こそごはんを食べないといけないと思う。

でもやっぱり落ち込んでいるとごはんの事なんて考えられないと思う。

もし近くに大切な人がいて、その人が落ち込んでいるときはごはんを食べさせてあげてみてほしい。

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誕生日のはなし

中学3年のころ夏休みの一か月間、シアトルにてホームステイをしたことがある。

ホストファミリーはそれはそれは優しい人たちでタイラー(7歳くらい)とカーソン(3歳くらい)と父と母の4人家族だった。

洗濯物は、たぶん、ガス衣類乾燥機で即乾き。

母のケリーは横にもでかく心も広いが厳しく𠮟る子育てママ。

父の名前はよく忘れるがいい人だった。こらこら忘れるなよ。ゲームが好きで航空系のITエンジニアだった。ロードオブザリングのゲームを一緒にやった。最高に楽しかった、たまにケリーに怒られてた気がする。最近調べたらたぶんボーイングかその関連会社で働いていたんだと思う。シアトルなので。

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メガネのはなし

メガネは中学校の頃からかけはじめた。

 

中学1年の頃だったと思う。

席替えで一番後ろの席になって黒板の字が見えづらいことに気づき、母に伝えたところメガネを買ってもらえることになった。んだと思う。

 

初めてメガネを教室でかけるときは緊張した。きっと誰かが何かを言ってくるだろうと。にしても今日のカットスイカは種が多い。

 

うちの中学はかわいい子が多かったと思う。

授業中にメガネをかけるのに慣れてきたころ、かわいい子がこういった。

「メガネかけると雰囲気変わるね。」

そんなの当たり前じゃないか。まぁ、当時は思春期まっただ中だったのでそんなことは全然思わなかった。なんだこの思わせぶりな発言はまったく!といった感じだった。当の本人はこんな些細な出来事覚えていないと思うが、そう、覚えている。恥ずかしい。

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さんぽの話

ある時を境に散歩をするようになった。

 

 

どうしようもないときは、いつもどうしようもないまま部屋に閉じこもっていた。

もちろん何も変わらないし鬱々とした気持ちが少し濃くなった気がした。

 

辛いとき、泣くほどではない辛いとき、さんぽをするようになった。

何が心を重たくしているのか、よくわからない時にもさんぽをするようになった。

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