好きだった図書室のはなし
小学校のころ、部活動に入っていない時によく図書室に行っていた。たしか四年生か五年生くらいだったと思う。
ナルニア国物語にどっぷりハマってしまって、借りるときと返すときに図書室に行ってはそのまま読んでいたこともあった。
本の裏表紙の裏にある貸し出しカードに、知らない名前や日付の古そうなきっと先輩であろう人たちの名前を見ると、とつぜんタイムスリップしたかのような、その時はただ単に、ぎゅっとしかしやわらかく胸が締め付けられるような不思議な感覚になった。
きっとこの現象は、学生の頃に本の虫時代を過ごしたひとにはあるあるなのかと思う。ハリーポッターで言うなら、ハリーが例のあの人の日記を見つけた時のような感覚。まぁ、白紙でもないし、答えてもくれないけどね。
ふと顔を上げると、図書室の窓から西日が差し込み、本棚や木製の丸テーブルや椅子に色を付けていた。カラフルかと言われると違うが、鮮やかだった。本棚には、本たちが明暗をくっきりと分けられ、背表紙にばっちり光が当たっている本は、まるで私は面白いぞと訴えているかのようだった。
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エウレカセブンの話
さぁ、エウレカセブンの話をしようか。
ついに昨日、ブログを書けという圧力を受けた。
それもそのはずで、その人が「ブログ(毎日)読んでます!」と言ってくれたあたりから書かなくなってきてたからであって、楽しみにしてるからではないと、いや、きっと楽しみにしてくれてるのだと思う。
その時に「書く、書くよ!書くかく!明日かく!なんならまるで別人が書いたようなブログを書くよ!」と勢いで言ったものだから、いまは勢いでキーボードを叩いている。
前置きはこれくらいにして、今日の話の「エウレカセブン」についてまずは冒頭にふさわしい内容を記述したいと思う。
まずは、エウレカセブンという単語をこう区切りたい。
エウレカ/セブン
セブンはきっと数字の7で間違いないと思う。ラッキーセブンのセブンでもいい。どっちでもいいよ。だけど野田洋次郎なら間違いなくラッキーセブンのセブンだとかロクでもない後にくる数字だとかかっこつけて言ってると思う。(偏見)
ちなみに、みきおミキティなら、そうだね、四番目の素数とでも言っておこうかな。頭良さそう。一応念のためwikiで確認したけど。(1から素数なのか2から素数なのかを確認するためにね。)
それじゃ、エウレカとは何か。
そもそも、エウレカセブンってなんぞやと思ってると思う。
アニメだよ。勉強になったね。
エウレカとは、エウレカセブンのヒロインのとっても可愛い女の子の名前であり、その由来はきっとアルキメデスが叫んだとされる「発見・発明したことを喜ぶときに使われる」言葉なんだと思う。
なんだと思う、だとか、きっとだとか使ってるのは製作者じゃないし調べてもないからだ。まぁでも間違いないと思う。間違ってるなら教えてくれ。
エウレカセブンは、BONES(ボンズ)が制作したアニメで2005年から2006年にかけて放送されていた。
日曜の7時から7時半に放送されていたようだけれど、如何せんリアルタイムではみていないから本当なのかってたまに思うことがある。
10数話までは、ロボットかっけーだの、エウレカやタルホさんかわいいだのと割と低学年でも観れるアニメなのに、一気にグロくなる話があったり、エウレカセブンの世界の成り立ちなど(は特に小学生が理解できるの?って疑問)は完全にその時間に放送するのが間違ってるんじゃないのって気持ちになる。たしかエヴァンゲリオンもそんな議論があったよね。しらないけど。
エウレカセブンの一番の魅力は?と聞かれたら、こう答えると思う。「レントンの成長とエウレカの成長、そして2人の距離感と取り巻く子供たちや仲間との家族愛の描かれ方が魅力。」だと。そうだね、一番がたくさんだね。
ちなみに、主人公のレントン・サーストンの「レントン」という名前はイギリス映画の「トレインスポッティング」から来ているよ。知ってた?ここまで知ってたエウレカセブン好きな人がいたら是非とも友達になってください。
今日、エウレカセブンの2017年の映画「ハイエボリューション」を観てきた。3部作が予定されていて、その1部目なんだけれど、TVアニメのシーンの使いまわしが多くさらに原作汚しなのって感じのBGMが挿入されてたりで散々だった。なにアニメ版に恨みでもあるの?大丈夫?
使いまわしは、カットは同じでもセリフが違うっていうのが結構あって、逆にその作り方すげーってなった。アミダドライブ関連でレントンが狂う時の「助けて!ねぇさん!」の「ねぇさん!」部分がなくなってたので、きっとお姉ちゃんは出てこないんだろうね。ダイアンだけに代案がっつってね。
次回予告で2部目についてやっていたけれど、そこから本気出してるっぽかったので、きっと予算配分とシナリオの都合(新規の人にも大まかに流れがわかるように)で1部目はこういう作り方になったんだと思う。そう信じたい。
エウレカセブンが好きな人は、ぜひ仲良くしたいしなりたいし、エウレカセブンまだ観てない人は是非とも見てほしい。アニメ版50話あるけど。
今度、友達に会ったらなんでまだ観てないのって質問してあげようと思う。
50話あるけど、全体を俯瞰してみたときによく作られてるなって思う。
人生そうなりたいもんですね。
映画の話
映画が好きだ。
特に映画館で観る映画が好きなのだけれど、昨日「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」をNetflixで観た。
「夢からさめるだけさ」ってセリフがあって胸を締め付けられた。
現実の世界にはハリーポッターな世界での忘却術なんてないんだろうけど、あったらあったで、悪い記憶を消すために使うこととか軍事的なことに使うことぐらいしか考えられないんだけど。
楽しいけれどお別れしないといけないこととか、風化はしていっても記憶の核になっている部分はずっと忘れられないんだろうなって思った。
それはすごく辛いって思ってたから、「夢からさめるだけさ」ってセリフには胸が締め付けられた。
きっとこれは夢だった。さめるだけ。現実に戻るだけ。そう思おうとするのはすごく悲しいことだど、少しだけ仕切りを入れられる気がする。
この2年、いろんな出会いと別れがあって、それぞれに辛いことも楽しいこともあって。気づいたらああしていればというどうしようもないことを考えてしまう時があるけれど、楽しいことだけを思い出して、別れたことでの辛いことは、全部、夢だったってことにしてみようと思った。
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