太陽と月と花火と

不確かな記憶の中に生きている

映画の話

映画が好きだ。

特に映画館で観る映画が好きなのだけれど、昨日「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」をNetflixで観た。

「夢からさめるだけさ」ってセリフがあって胸を締め付けられた。

 

現実の世界にはハリーポッターな世界での忘却術なんてないんだろうけど、あったらあったで、悪い記憶を消すために使うこととか軍事的なことに使うことぐらいしか考えられないんだけど。

 

楽しいけれどお別れしないといけないこととか、風化はしていっても記憶の核になっている部分はずっと忘れられないんだろうなって思った。

それはすごく辛いって思ってたから、「夢からさめるだけさ」ってセリフには胸が締め付けられた。

きっとこれは夢だった。さめるだけ。現実に戻るだけ。そう思おうとするのはすごく悲しいことだど、少しだけ仕切りを入れられる気がする。

 

この2年、いろんな出会いと別れがあって、それぞれに辛いことも楽しいこともあって。気づいたらああしていればというどうしようもないことを考えてしまう時があるけれど、楽しいことだけを思い出して、別れたことでの辛いことは、全部、夢だったってことにしてみようと思った。

 

本当にいろんなことがあって、いろんな人に救われて、それでようやく夢からさめることが出来るようになってきたんだと思う。

 

まだ、以前のように今生きてる世界に現実味を持てない部分もあるけれど。

 

 

 

最後の最後でハッとさせられた映画だった。

 

またきっと夢からさめるだけ。